!育成苦労お助け隊! IT業界で育成を担当する人たちへ。

コストがかかるSEの育成

IT企業にとって宝となるのが有能な開発スキルのあるSEであり、発想も知識も豊かで勤勉な人材がいると飛躍的に企業として成長できます。新人として入ってきたエンジニアでは実力不足ですが、現場で育てていてもなお戦力として不足しがちです。しかし、システム開発を推進しなければ生き残れないのがIT企業の宿命であり、なんとかして有能な人材にまで育て上げる必要が生じています。

SEの育成は欠かせないと分かっていながらも、実際に組織として奨励できる企業はそれほど多くないのが実情です。育成にはコストがかかるのが問題となってしまい、そのやりくりに苦労する場合が多いのが原因となっています。ただ教育のためのシステムを整えて実践するのにコストがかかるだけでなく、その間に働けるはずの人材を教育をさせるために費やしてしまうため、実労働時間が減ってさらにコストをかさませることになるでしょう。

IT業界では時は金なりの状況が続いていることからも、安定して経営できるようになった企業でなければ十分に教育に時間を費やす余裕がありません。経営が安定するとコストを多少はかけられるようになり、少しの時間を教育に費やしても開発を続けていくことが可能です。そのようになるまではSEの育成を断念せざるを得ず、個人が努力して成長してくれるのを期待するのが限界となっています。コストと企業としての成長の板挟みになって苦労する場合が多いのが実情なのです。